皆さんは、休日の過ごし方はありますか?
「休日はやることがない」「休日は寝て終わる」という人もいるかもしれません。
または、「資格の勉強をする」「ランニングをする」など自分時間に充てる人もいるでしょう。
今回のテーマは「留学中の休日の過ごし方」について、スポットライトをあててみたいと思います。
ニュージーランドの人気観光地、オークランドで私自身の休日の過ごし方についてお話ししたいと思います。
海外に留学していると、午前中から学校があり慌ただしい朝から始まる生活も多いです。
日本の朝よりも比較的早くから活動しているお店が多いニュージーランドでは、カフェなども午後3、4時前に閉まることも珍しくはありません。
平日がバタバタしているからか、休日はしっかりと楽しむ人が多いニュージーランド。オンオフの切り替えをつけて、休む時はとことんリフレッシュするスタイルだと思います。
では、充実してそうな海外生活の休日の過ごし方とはどんな感じなのでしょうか?
南半球に位置するニュージーランドでの、「休日の過ごし方」を紹介したいと思います。
【目次】
ニュージーランド人の「休日」の過ごし方
ラグビー強豪チーム「オールブラックス」の国、ニュージーランドには大自然が広がります。
川や湖、山などアウトドアも人気があります。私が留学していたオークランドも都会的ではありましたが、緑溢れる環境がたくさんありました。
自然から受ける恵を大切にしつつナチュラルな生活を送るニュージーランドの人々の生活からは、「消費」ついても考えさせられたと思います。
何を、どういう基準で選ぶのか。
ニュージーランドではトレンドや周りの人に流されず、自分が納得するライフスタイルや生活を大切にしているように感じました。
- 休日に昼まで寝てしまうような平日の過ごし方は、自然との共存生活からかけ離れている。
- 化粧したくない時も日焼け止めだけ塗って、日の光を浴びながら散歩するだけでハッピーな気持ちになる
- 急がないで、時には流れに身を任せることも必要
ニュージーランド人には、自然と共に生きるスタイルが根付いている印象を受けました。
子供がいる家庭も、親は朝から休日モードを満喫します。朝は子供たちの学校の準備などで大忙しですからね。
私はオークランドに留学中に、ニュージーランド出身の家庭でホームステイを経験しました。
3人の子供達がいたのですが、のびのびとした休日を朝から送ります(学校がないという、ストレスフリーからか?笑)。
留学中に他人と一緒に暮らすホームステイは、大変だったこともありました。
今まで自分の家族や親戚など、身内の生活スタイルや価値観しか知らなかったからです。
そのため、文化や習慣が違うニュージーランドの人たちの暮らしや休日の過ごし方を体験したことは貴重なものになりました。
オークランドで過ごす休日の朝
金曜日の夜は、休日のためになるべく12時前には寝る生活にしました。
なぜか。
気持ち良い朝のウォーキングを兼ねて、土曜日はファーマーズマーケットで食材調達をするからです。
ニュージーランドにもちろんスーパーやコンビニはありますが、ファーマーズマーケットで手にいれる食材は種類も豊富でとにかく新鮮です。
ホームステイからルームシェアに移行したタイミングでしたから、自分で食材を調達して調理する必要がありました。
そのため、一緒に住んでいたマレーシア出身の友人と一緒に歩いてブリトマート駅やニューマーケットなどのファーマーズマーケットへよく行きました。
「夜型だから早起きが大嫌い」な友人が、なぜ早起きできたのか?
ニュージーランドのファーマーズマーケットでは、野菜以外に出来立てのパンも販売されています。
日本では朝早くから街のパン屋さんや、駅中に入っているチェーン店でパンを購入する人は多いですよね。
オークランドでは、気軽にお持ち帰りできるパン屋さんはあまりないです。カフェでリラックスしながら、コーヒーと一緒に食べるスタイルの方が定番だと思います。
私と友人は土曜日の朝に、ファーマーズマーケットで食べるシナモンロールを「チートデイ」として楽しみました(何と健全な!笑)。
ファーマーズマーケットはだいたい朝8時からやっていますが、人気なため早く行かないと食材が残っていません。
10時ごろに行った際には、お目当ての野菜やシナモンロールが購入できなかったことも多々ありました。
良く買う食材は、
です。
私が愛用していたニュージーランドの植物「Kawakawa」という成分が入った軟膏は、娘さんが作っているものをお父様が販売されていました。先住民族マオリが昔から薬として使用していた植物だそうです。
ニュージーランドのお土産ショップやスーパーなどでは出会えないような幸せな瞬間が体験できる、休日のお気に入りスポットです。
そういえば、ナイトクラブで知り合った友人に「とりあえず美味しいシナモンロールを紹介する!」と朝早くから呼び出したこともありました・・・笑
休日のとあるランチ
勉強や資料を探しに図書館で過ごす休日もあれば、友人とランチがてら思いっきりショッピングする休日もあります。
オークランドはとても暮らしやすい街で、徒歩やバスを利用すればさまざまな場所へ出かけることができます。
シティーからアクセスがいいポンソンビーやニューマーケットにはおしゃれなお店が多く、ブランチやランチで利用することもあります。
友人が車を持っていて晴れている日には、ミッションベイに行くこともありました。
ミッションベイは高級住宅街の一つで、ドライブしているだけで癒されるお気に入りスポットです。
移民が多く暮らす国でもあるニュージーランドでは、多国籍料理も楽しめます。
留学生はなるべくランチにかかる費用は抑えたいという場合も多く、アジア系のレストランでランチをすることも多かったです。
なかでも日本にまだ未上陸の、マレーシア料理「PappaRich」はお気に入りです。とにかく、お米が美味しいです。海外でお米が美味しいお店を見つけるのは、意外にも簡単ではないと思います。
麺や米、汁物などを栄養バランスも良いアジアンフードは留学中は重宝します。
宗教や食生活が異なる人々が暮らすニュージーランドですから、ベジタリアンやビーガン対応メニューがあるレストランを探したり選ぶようにしていました。
PappaRich: https://papparich.co.nz/
休日のぶらぶらカフェ巡り
ランチして解散の休日もあれば、時間に余裕がある日はカフェへ移動したりもします。
「休日の朝はカフェでブランチ」という家庭も、ニュージーランドでは珍しくありません。
日本では時間調節のために利用する、またはパソコン作業や勉強のためにカフェへ行く人もいますよね。
ニュージーランドではデートやお祝い事などでもカフェを利用します。
コーヒーなどの飲み物の種類が多く、味は最高に美味しいのは当たり前です。
カフェで飲み物を頼んで「ん?」とあまり感動しなかったのは、いつも喧嘩など騒動が起こるとあるパブの隣にあるカフェくらいですかね・・・笑。
特にニュージーランド発祥と言われている「フラットホワイト」は絶品です。
お店ごとの雰囲気や店員さんのフレンドリーなサービス、料理も堪能できる幸せスポットでもあります。
休日のとある夜
正直にお伝えすると、試験前や課題に追われている留学生活では引きこもって勉強をするだけの休日もあります。
家で過ごす時間が長くなる際にはリフレッシュのためヨガをしたり、作り置き料理を黙々としています。
課題が迫っている期間は、例のマレーシア出身の友人も私もピリピリしていますからね・・・笑。
リラックスしている休日であればナイトクラブに行き友達と合流したり、友達に呼び出されてお店に出かけたりもします。
21時にクイーンストリート(渋谷で例えるとセンター街のような人気な場所)にある、映画館に集合するという休日がありました。
何事かと思いながらも出かけてみると、「これからディナーして映画を見よう」とのこと。
もちろんディナーはとっくに家で済ませていた私は、「えええ!」となりました。
とっても愉快なサウジアラビア出身の留学生たち10人くらいと集まったのですが(全員男子!)、文化の違いに「自分の常識は世界では違うのか」と思った瞬間でした。
国によってご飯を食べる時間や習慣が異なることは学校の教科書で聞いたことはありましたが、いざ自分が体験すると不思議でもあり愉快な感覚でした。
留学中も休日を楽しむ
私がオークランドへ留学していた際の休日の過ごし方は、さまざまでした。勉強漬けの日もあれば、友達とワイワイ過ごす日もありました。
日本と比べると、ニュージーランドにはないものがたくさんあります。最初に街を見た際には「田舎すぎる」とも思いました。
反対に、日本で朝から満員電車に揺られながら慌ただしい日々を送る人々が「忘れかけているようなこと」が発見できたように思います。
例えば、
- 小さな幸せ
- 家族との食事
- 周りの人や自然と共存する助け合いの精神
などがあります。
ニュージーランドに留学して英語力が伸びたり親友と呼べる仲間が増えたことも嬉しかったですが、暮らしの中で大切にしたいことや思いもしっかり感じることができました。
留学=英語力というイメージを持つ人も多いかと思います。私もその一人でした。
限りある時間や自然と無理なく暮らすニュージーランドの生活は、留学を終えた後の私の人生観をガラリと変えるものになりました。
朝日や小鳥の鳴き声、道端の木々や花々でさえ「今日も幸せだな」と感じるようになりました。
小さな幸せから感謝の気持ちを持ち続けるニュージーランドの人々に出会い、日々の暮らしの中にも幸せは溢れていると思うようにもなりました。
田舎すぎた環境が私の人生観を変えるとは思ってもいかなったですから、「留学効果」を最大限に感じる経験ができました。