自然豊かで四季があり過ごしやすい国のニュージーランドですが、意外にも日本と異なる点がたくさんあります。
今回は、基本的な情報から現地で生活をする上でよくある文化の違いや注意点などを紹介いたします。
これからニュージーランドへ留学する方や、旅行で行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
渡航する予定が決まっておりお急ぎの方は、最初の2つの図だけでも目を通しておくと安心できる要素が増えると思います。
【目次】
- 基本情報
- 知っておくと安心感アップ!な情報
- ニュージーランドの国民性
- 【文化の特徴】食事編
- 【文化の特徴】ショッピング編
- 【文化の特徴】お金編
- 【文化の特徴】交通機関編
- 【文化の特徴】街中編
- 【文化の特徴】コミュニケーション編
- 【文化の特徴】学校編
- まとめ
基本情報
ニュージーランドで初めて生活をする日本人でしたら、国の情報など最低限の特徴は抑えておきたいところですね。図にして比べてみると、日本との人口の差がかなりあるのもわかります。
気候に関しては日本でも北海道と沖縄では異なるように、ニュージーランドでも北島と南島で温度差はあります。
また、日本とニュージーランドでは電圧が異なります。そのため、日本からヘアドライヤーや充電器などの電気製品を持っていく際には変圧プラグなどが必要なため注意しましょう。
購入する際には、さまざまな国で対応しているプラグが便利です。
知っておくと安心感アップ!な情報
必ずしもたくさんの情報を頭に詰め込んでおく必要はないですが、プラスアルファの知識があれば現地に到着した際のカルチャーショックを少なくできます。
例えば、雨が降り始めても特に気にしないニュージーランドの人たちには驚きました。お店で置き傘や傘などのアイテムも、種類が日本ほど豊富ではありません。
また、海外だから流石に冬に"こたつ"はないだろうと想像できても、現地では電気ストーブが暖房の主流だったことに戸惑いました。日本ではエアコンが主流ですよね。
私はニュージーランドで電気ストーブに慣れて、使いこなせるようになるまでに少し時間がかかったと感じます。
ニュージーランドの国民性
ニュージーランドに住む人々は、愛国心が非常に強い特徴があります。自分自身のバックグラウンドやアイデンティティー、個性を大切にします。
彼らはニュージーランドに住んでいることを誇りに思い、国の資源や環境対策などへの取り組みや配慮に積極的に取り組みます。
また、ラグビー大国でもあるニュージーランドでは子供から大人まで気軽にラグビーを楽しむ文化が根付いていることも特徴的です。日本でいう"少年野球のような存在"というところでしょうか。
今話題のオールブラックスは、ニュージーランドのラグビー代表チームです。ニュージーランドの先住民族・マオリの伝統舞踊のハカを試合前に披露する姿は、彼らの国民性やアイデンティティーについて強く感じます。
【文化の特徴】食事編
新鮮な肉や魚をはじめ、美味しいワインやオーガニック食材の宝庫でもあるニュージーランド。
健康志向の人が多く、カフェにはスムージーは必ずと言っていいほどメニューにあります。人気チェーンのスムージーも年齢問わずに愛されています。
また、大人数で集まり食べ物をシェアをする食文化があります。そのためホームパーティーなどお家に呼ばれた際には、シェアできる食べ物を持っていくことが多い文化があります。
日本の"手土産"のような存在というところでしょうか。現地のスーパーでは美味しい国産ワインなども比較的安く手に入るため、手土産やお祝い品として渡す人が多い特徴があります。
【文化の特徴】ショッピング編
アルコールが安い
ニュージーランド人はビールが大好きなことで有名です。信じ難いかもしれませんが、市販のミネラルウオーターとビールの値段がほとんど変わりません。物によっては、水よりもビールが安い場合もあります。
ニュージーランドでは家に友人を招きビールを飲んだり、パブのような社交場でのコミュニケーションを楽しみながらアルコールを楽しむ特徴があります。
まとめ買いはお得じゃない?
日本の薬局やスーパーなどで「まとめ買い」「セット割」など、複数購入した方が安くなる価格設定は多くありますよね。
本当は1つだけ購入しようとしていたつもりでも、結果的には複数購入してしまったことがある人もいるかと思います。
しかし驚くことに、ニュージーランドではまとめ買いが賢い選択とは限りません!実際には、セール価格になった単品を購入するの方が金額的には安くてお得な場合が多いのです。
買い物は日常的にする行為であり、まとめ買いの概念というか価格設定において日本との違いに驚きました。私は現地で生活を始めて、しばらくしてから自分で「もしや・・・?」と気づきました。切実に渡航前に知っておきたかったです。笑
【文化の特徴】お金編
チップは必要?
海外=チップのイメージがある人も少なくないと思います。私自信も海外映画などの影響から、海外で外食する際やホテルではチップを渡さなければならないと思っていました。
しかし、ニュージーランドではチップの習慣はありません。
カフェやレストランでチップの計算をする必要がないとわかるだけで、渡航する際のハードルが少し下がりますね。
ニュージーランドにチップの文化はないですが、ジェスチャーやちょっとした言葉でお店やサービスに対して自身の気持ちを表現する人も多いです。
「お気に入りのお店になった」「デザートが特に最高だった」など、ストレートにかつフレンドリーに感情を伝えている人をよくお店で目にします。
【文化の特徴】交通機関編
バスに乗る時は注意?
日本のバスは停留所などのアナウンスを丁寧にしてくれますが、ニュージーランドではありません。
そのため、降りるバス停が不安な人はバスの運転手さんに事前に確認してアピールしておくこともおすすめです。
私は留学して間もない頃「近くなったら教えて欲しいです」と、バスの運転手に伝えておくようにしました。
するとアイコンタクトまたは声に出して「着いたよ」と、親切に教えてくれる運転手さんばかりで助かりました。
ラウンドアバウトって何?
ニュージーランドでは、信号機のない交差点=ラウンドアバウトが導入されています。ロータリー型の交差点で、車などは時計回りにしか進むことしかできません。
もしニュージーランドで運転する機会がある際には、まずはしっかりと交通ルールや交通事情などの特徴を理解しておきましょう。
【文化の特徴】街中編
ニュージーランドでは飲食店やスポーツジムなども含め、禁煙になっている場所が多いです。タバコを吸いたい際には屋外、または指定の喫煙スペースで吸うようにしましょう。
規制などはいきなりガラッと変わったりする場合もあるため、不安な方は「ここでタバコを吸っても大丈夫ですか?」と聞いてからにしてください。
【文化の特徴】コミュニケーション編
現地ではアイコンタクトをしっかりと取り、頷いたり相槌を取りながら相手と会話をする特徴があります。
シャイや人見知りの日本人は少なくありませんが、目をそらしてしまうと相手は「私の話がつまらないのかな?」「私に興味がないのかな?」と思ってしまいます。
また、ニュージーランドに滞在している間にハグや握手などをする機会も多いです。
日本にいるとなかなか経験しないかもしれませんが、握手などはしっかりすると印象が良いのでおすすめです。
日本との違いに最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、ニュージーランドの優しくて愉快な人たちとのコミュニケーションを楽しみましょう。
【文化の特徴】学校編
現地の義務教育は6〜16歳ですが、5歳から小学校に通うことが許可されているのが特徴としてあります。
そのため入学式などの特別な行事はなく、随時入学ができるシステムになっています。また、公立学校であれば5〜19歳までは無償で通うことができます。
図でも説明している下記ブログ記事も参考にしてみて下さい。
まとめ
観光地が多いことや留学先としても人気のニュージーランドですが、現地の習慣や街のリアルな情報までは知らない人も多かったのではないでしょうか?
日本との違いや現地の特徴を予め知っておくことで、ニュージーランドの生活を心から満喫できることに繋がります。
ニュージーランドへ行く際には今回の記事を思い出してみて、ぜひ素敵な海外での時間をお過ごし下さい。