「留学してみたい」と海外で生活する準備を進めている方もいらっしゃいますよね。海外での滞在先として、ルームシェアを探す方も多いです。
その際に気になるのが「他の人と一緒に生活するって不安」「どんなトラブルが起こり得るのか」などではないでしょうか。
国籍や文化が異なる留学生と一緒に住むルームシェアには、メリットもデメリットもあります。
文化の違いやトラブルなどでストレスを抱えることなく、留学本来の目的に集中できる生活環境を整えたいですよね。
海外でルームシェアをする際に事前に取るべき対策を知っておくことで、ストレスフリーな留学生活を送る近道になります。
今回は、留学生活をする際のルームシェアのメリット・デメリットを紹介します。また、ルームシェアの探し方やポイントもお伝えします。
ニュージーランド留学中に、8箇所ほどでルームシェアを経験した私の体験談も参考にしてみてください。
【目次】
- 留学中のおすすめ滞在先は?
- 留学するならルームシェア!メリット
- 留学中のルームシェア!デメリット
- 留学中のルームシェアでのトラブル体験談
- 留学先のルームシェアでストレスフリーになるコツ
- 留学先でルームシェアを探す方法とポイント
- 予行練習!留学前に日本でルームシェア
- まとめ
留学中のおすすめ滞在先は?
海外へ留学する際に、人気のある滞在先はホームステイやルームシェアです。学校の環境によっては、学生寮を利用する人もいます。
ルームシェアではリビングやキッチン、トイレなどを共有で使用します。
部屋の広さにも寄りますが、ルームシェアの場合には2~7人くらいの人と一緒に生活します。高い家賃を支払う場合、自分の部屋に専用のお風呂場とトイレがついている物件もあります。
海外では高校を卒業したら家を出て一人暮らしをする人が多いです。
そのためルームシェアをする相手・ルームメイトは留学生もいれば、現地の学生や社会人などさまざまです。国籍はアジアやヨーロッパ、アフリカなど多国籍な環境が多いです。
ルームシェアによっては「女性限定」「男性限定」など、性別で分けて募集している物件もあります。
ルームシェアの生活始める際には十分なお金を持っていて家賃を払うことができるか、予め大家さんに証明する必要があります。
私がルームシェアをしていたニュージーランドでは、オーナーは最大4週間分の家賃を「ボンド」として受け取ることができるシステムがあります。
日本の敷金のような費用で、ルームシェアの生活を終えて何もトラブルがなければ全額返還されるお金です。
留学生活の際にルームシェアを検討する場合はある程度、余裕をもって資金を用意していれば入居することができます。
ホームステイに関しては下記ブログ記事を参考にしてみてください。
留学するならルームシェア!メリット
海外で生活するとなると食費や交際費なども毎月かかりますが、出費はできるだけ抑えたいですよね。ルームシェアは滞在費用を節約できるため、留学の滞在先としておすすめです。
また、自炊する生活を心がければ食費を節約することも可能です。食文化を通して、ルームメイトと異文化交流することもできます。
- 滞在費用が節約できる
- 異文化交流ができる
- 英語など語学力アップに繋がる
留学中のルームシェア!デメリット
日本人の感覚を、外国の人も必ず持っているとは限りません。文化や習慣、考え方の違いからもルームシェアをする際にデメリットはあります。
ルームシェアは完全な一人暮らしでないため、ルームメイトの行動に違和感やストレスを感じる場合もあります。
あまりにもひどすぎる場合はオーナーやルームメイトと話し合う必要もあります。しかし、ルームシェアで生活する際には多少の妥協も必要です。
- 生活習慣やマナーの違いにストレスを感じる
- 多少の騒音や生活音などはガマンする必要がある
- 日本人の「おもてなし」のような気遣いを相手から期待しない
留学中のルームシェアでのトラブル体験談
ストレスを感じやすい人もいれば、あまり細かいことが気にならない人もいます。しかし海外に留学するとなると、日本の生活との違いからストレスを感じてしまうこともあります。
留学先でルームシェアをする際によくあるトラブルを紹介します。
- ルームメイトが共用の場所を汚す
- ルームメイトが家賃を払わない友達を勝手に泊めている
- 騒音がうるさい
- 自分の調味料や洗剤などをルームメイトが勝手に使う
- 冷蔵庫に入れていたものがなくなっている
ストレスの感じ方は個人の温度差があるため、ルームシェアの生活は大なり小なりトラブルはまだまだあります。
その中でも最も多いトラブルの原因はルームメイトとの相性・価値観の違いです。
私は日本人の女性と一緒にルームシェアをしたことがあります。その方は、とある土曜日に引っ越しされるとのことでした。
すると「日曜日はもういないから、日割り計算であなたが負担して支払って」と言われました。
海外のルームシェアをあまり理解していなかった私は、とりあえず友達に相談しました。すると「まずはオーナーに確認した方がいいよ」とのことでした。
ルームメイトが自分よりも年上の女性だったため、国籍は同じでも伝える際には少し緊張しました。無事にトラブル無く解決できましたが、感情的にならずに相手に伝える大切さを学びました。
ルームシェアの生活で何か気になることやトラブルがあれば、まずは友達やオーナーに相談すると良いですよ。
留学先のルームシェアでストレスフリーになるコツ
トラブル回避のルールを作る
日本のそれぞれの家庭でも独自ルールがあるように、ルームシェアでも「ルール」があることで効果的にストレス対策ができます。
予めルールを作っておくことで、ルームシェアでの生活が快適にかつ安全になります。一緒に生活する最低限のマナーとして、以下のルールをルームメイトに伝えてみるのもおすすめです。
- 夜中のシャワーは控える
- 家の中で深夜以降のパーティーは禁止
- アラーム音は小さい音で鳴らす
- ゴミ捨てや掃除の頻度を確認しておく
事前にトラブルを防止する対策
海外での生活は文化の違いなどから不安やトラブルはつきものです。最初はアジア人とのルームシェアを探すことを視野に入れてみることも良いです。
国によっては21時ごろから食事や友達たちと遊ぶ人にも出会いました・・・。トラブル防止ができる環境を整えれば、ストレスを抱えることは少なくなります。
- アジア人とのルームシェアを探す
- 放課後や休日など自習する際は学校や図書館で過ごす
- 友達を頻繁に部屋に呼ばない
留学先でルームシェアを探す方法とポイント
物件を探す方法
- 留学エージェントに相談する
- 現地の友達に紹介してもらう
- 現地の不動産に相談する
- 学校からおすすめの物件を紹介してもらう
- 現地のルームシェアできるサイトを利用する
私は日本の商品を販売するお店の掲示板で、とても良いルームシェアの物件を探すことができたことがあります。
ルームメイトに、なぜ日本のお店でルームシェア募集をしたか聞いてみました。すると「日本人はマナーが良いから」という理由でした。
物件を探すポイント
- 実際に物件を見に行く
- 物件の周辺の治安やアクセスを確認する
- オーナーの人柄もチェックする
いいなと思った物件も、即決する前に必ず見に行くようにしましょう。
部屋に傷や錆などがもともとある場合は、オーナーと事前に確認しておくこともおすすめです。
自分が物件を去る際に「部屋に傷がついているから修理費を支払って」と言われないようにするためです。自分が生活を始める前に確認するという点がポイントです。
予行練習!留学前に日本でルームシェア
海外で初めて一人暮らしをする際に、最初から文化や習慣が異なる人と住むのはハードルが高いですよね。
最近は日本でもルームシェアやシェアハウスが体験できる環境があります。
日本でルームシェアであればやり取りも全て日本語ですし、生活スタイルも大幅に変わることは少ないです。オーナーや入居者も日本人であれば、ストレスを感じることも少ないです。
物件によっては外国人留学生が入居している場合もあり、日本にいながら語学力アップも期待できます。
外国人留学生が多い街など、不動産などプロに相談してみるのもおすすめです。
私の友人は、都内にあるシェアハウスに住んでいました。掃除などは全て管理会社が行うスタイルで、清潔感もあり住みやすかったと言っていました。
まとめ
留学中には海外の文化など多くのことを学び、体験したいですよね。ルームシェアなら異文化交流をしながら滞在費を節約できる、おすすめな滞在先です。
宗教や価値観の違いから、自分が好きなことや習慣もルームメイトにとっては違和感を感じさせてしまう場合もあります。また、日本人同士の「暗黙の了解」のような感覚が全く通用しない可能性もあります。
ルームシェアでは自分が気を付けるべき行動など、ルームメイトと確認して予め対策をするとストレス対策に効果的です。また、素敵な物件探しができるためにも、プロの力を頼ることも一つの対策です。
ルームシェアを通してさまざまな価値観を学び、留学生活が実りのあるものになりますように。