自然豊かなニュージーランドで留学やワーホリを体験してみたい、と思う方もいらっしゃいますよね。海外に長期間の滞在となると、毎日外食してしまえば出費が増えてしまいます。
今回はニュージーランドに留学した際に自炊をしていた私が、現地のおいしい食材や料理を紹介します。
現地の有名なスーパーにはそれぞれ特徴があり、自炊をするメリットとあわせてお伝えします。
「料理は苦手」という方も安心してください。ズボラ飯にぴったりの簡単レシピも紹介します。自炊の際にはぜひ参考にしてみて下さい。
【目次】
- ニュージーランドで自炊がおすすめな理由
- 現地スーパーの基本情報
- ニュージーランドの有名スーパー
- スーパーで買う!自炊のおすすめ食材
- スーパーで買う!自炊のおすすめ果物
- 現地の食材で作る!簡単レシピ
- まとめ
ニュージーランドで自炊がおすすめな理由
結論からお伝えすると、ニュージーランドでは人件費が高いため基本的に外食は高いです。日本のようにワンコインランチなどは現地に一般的にはなく、安い料理があるフードコートでもNZD$15ほどはかかります。
せっかく海外に来ているのですから、外食はもちろん楽しみたいですが、毎日だとお金もかかってしまいます。
ニュージーランドは自給率が高い国で、スーパーには新鮮な野菜やフルーツがたくさん並び自炊しやすい環境です。
旬の食材なら栄養価が高いうえに価格もリーズナブルですから、現地のスーパーの食材を狙わない手はありません。
現地スーパーの基本情報
日本でもエコバックを持参する方は増えましたが、ニュージーランドでもエコバックを持参するスタイルが主流です。
レジ袋は有料ですから、サイズが異なるエコバックを複数持参するのもおすすめです。海外の食品のサイズは、日本に比べてやや大きい傾向が見受けられます。
日本ではキノコや人参など袋やパックに詰められている食材が多いですが、ニュージーランドでは量り売りが主流です。
ニュージーランドのスーパーでは自分の好きな食材を、必要な分だけ調達できるため自炊しながら食品ロスの対策ができます。
- エコバックは持参する
- 野菜や果物は量り売り
ニュージーランドの有名スーパー
countdown (カウントダウン)
2023年時点で190店舗ほど展開するカウントダウンは、ニュージーランドNo.1を誇るスーパーです。品揃えが豊富で、低価格の商品からオーガニックのものまで幅広く手に入ります。
プライベートブランドの商品も多く、節約しながら自炊したい方にはおすすめです。
私がニュージーランドで初めて行ったスーパーはカウントダウンで、店内の広さと種類の多さに驚きました。
New World (ニューワールド)
140店舗ほどをニュージーランドで展開しているニューワールドは、1960年代から続く有名なスーパーです。
カウントダウンよりもややお値段は高めですが、落ち着いている店内は見やすく綺麗な印象を受けました。
店舗数がやや少ないため、滞在エリアによっては行く機会がないかもしれません。見かけた際にはぜひのぞいてみて下さい。赤い色が目印ですが、ここ最近は写真のようなシックなカラーの外装の店舗もあります。
PAK'n SAVE (パックンセーブ)
60店舗近く店舗があるパックンセーブの目印は、なんといっても黄色の目立つカラーでしょう。
店内は広めで価格帯が低いため、お得に食材を購入したい方におすすめです。もちろんお酒もありますから、ニュージーランド産のワインもお得に調達できます。
※ニュージーランドでは18歳以上からお酒が飲めますが、購入時にはIDなど身分証明書を提示する必要があります。
スーパーで買う!自炊のおすすめ食材
羊が人口の数よりも多いニュージーランドですから、ラム肉を使った料理はおいしいと評判です。今回は自炊にも便利な、厳選した6つの食材を紹介します。
もっと詳しくニュージーランドのおすすめ料理を知りたい方は、下記のブログも参考にしてみてください。
グリーンマッスル
緑色をしたムール貝・グリーンマッスルは、ニュージーランドでぜひ食べておきたい食材です。
ニュージーランドの海の岩場で一年を通して採ることができるグリーンマッスルは、現地の方にもおいしいと人気があります。
良質なタンパク質の食材として、ぜひスーパーで調達してみてください。自炊レシピとしては、白ワインも一緒にあると料理する際に便利です。
ラム肉
「ラム肉の独特の臭みが苦手」という方もいるかもしれません。
しかし、ニュージーランドのスーパーでは新鮮で上質なラム肉が簡単に手に入ります。新鮮だからこそ、フライパンでただ焼くだけでおいしい一品が出来上がります。
自炊の際の味付けは、塩こしょうなどシンプルでも十分に満足できる食材です。「ラム肉が1番好き」と言うニュージーランドの友達は、私の周りでは結構多いです。
牛肉
ニュージーランドでは、牧草だけを食べて育った「グラスフェッドビーフ」という種類の牛のお肉があります。
日本では脂たっぷりのお肉が人気ですが、グラスフェッドビーフは脂身が少なく赤身が多いのが特徴です。
赤身肉には良質なヘム鉄が含まれているため、栄養価も高いと評判ですから自炊にもぴったりです。
さつまいも (Kumara)
日本のさつまいもは糖度が高くて甘い種類が多いですが、ニュージーランドのさつまいも=Kumara(クマラ)は甘くない味が特徴的です。
先住民族のマオリの伝統料理・ハンギでもKumaraは使用され、ニュージーランドでは大切な食材の1つです。ローストにしてバターと一緒に食べる調理法も人気です。
パープルやオレンジ、ゴールドなどさまざまな種類がスーパーで売られています。
自炊で食事系レシピに飽きたら、黒砂糖や生姜とKumaraを鍋で煮込むスイーツもおすすめです。友達から「おいしい」と喜ばれる自炊レシピでした。
ビーツ
ニュージーランドの自炊に欠かせない食材のビーツは、缶詰なら調理も簡単でおすすめです。ビーツは赤いカブのように見えますが、てんさい糖の原料にもなるテンサイの仲間の野菜です。
にんじんのようにサラダの調理するのはもちろん、スープにもおすすめの食材です。私はニュージーランドのスーパーでは必ず買う食材で、紫キャベツとビーツのサラダをよく作ります。
ベイクドビーンズの缶詰
白インゲン豆を濃厚なトマトソースと混ぜ合わせた料理は、ズボラ飯には最強の食材です。自炊レシピなら、食パンとベイクドビーンズだけで立派な朝食が作れます。
ニュージーランドのカフェには、ベイクドビーンズに卵やベーコンを一緒に盛り付けたメニューなどもあります。
調理が簡単な缶詰は保存食としても重宝するため、滞在中はいくつか買っておくことをおすすめします。ほとんどの缶詰は缶切りがなくても簡単に開けられるタイプです。
スーパーで買う!自炊のおすすめ果物
日本と同じく四季があるニュージーランドのスーパーには、旬の果物や特価品などがあります。自炊の際には、おいしいニュージーランドの果物も食べてみてください。
観光でニュージーランドを訪れるも、果物なら小さめのサイズ1個からでも購入できます。ビタミン補給にぜひお試しください!
キウイフルーツ
日本では「キウイ」と言う方が多いのではないでしょうか?ニュージーランドでキウイとは2つ意味があります。「ニュージーランド人」と「鳥のキウイ」です。
果物のキウイは"キウイフルーツ"、と現地では略さずに言いましょう。
日本でもニュージーランド産のキウイフルーツを見る機会も増えましたが、現地で食べると一味違います。
半分にキウイフルーツを切ってスプーンですくう、ニュージーランドのスタイルでぜひ食べてみて下さい。
おいしいキウイフルーツは、実はアレルギー症状を引き起こしやすい果物です。食べ過ぎには気をつけましょう。
りんご
ニュージーランドのりんごの大きさは、手のひらサイズと日本のりんごよりも小さいです。
私の周りのニュージーランドの学生は、必ず誰かしらは朝のティータイムかランチにりんごを食べている印象を受けました。
ちなみにニュージーランドでは、りんごは丸かじりで食べるスタイルです。
価格もリーズナブルで、スーパーで必要な分だけ購入できるためおすすめです。赤や緑のりんごなど、種類も豊富です。
フィジョア
3月〜6月ごろまに現地のスーパーに並ぶ、フトモモ科の果物です。原産地はブラジルやウルグアイなどで、1920年ごろにニュージーランドにきた果物と言われています。
一般家庭の庭にフィジョアの木がある人もいるほど、現地では有名な果物です。フィジョアはキウイフルーツよりはやや固めの食感で、シャインマスカットよりもさっぱりとした味の果物です。(あくまでも個人的な食レポです、ごめんなさい)
私はニュージーランド人の友達から、お家で採れた無農薬フィジョアを頂いたことがあります。控えめに言って、最強に美味しかったです。
キウイフルーツと同様、フィジョアを半分に切ってスプーンで簡単に食べることができます。現地のスーパーやオーガニック系のお店では、フィジョア味のジュースが売っていることもあります。
現地の食材で作る!簡単レシピ
ニュージーランドのスーパーで購入できる新鮮な食材を活かし、自炊したい方のために簡単レシピを3つ紹介します!
味付けなどや食材の量はざっくりと表記しています、ご了承ください。
蒸すだけ!グリーンマッスルの酒蒸し
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱す
- 香りが良くなったらプチトマトを5つほど入れる
- グリーンマッスルを8〜10個ほど並べる
- 白ワイン150mlほどを入れ、蒸し焼きにする
- 火が通ったら、バターをひとかけほど入れる
焼くだけ!ラム肉のステーキ
- ラム肉にハーブソルトやコショウなどで下味をつける
- フライパンで焼く
- 好みでレモンを絞って食べる
開けるだけ!ビーツのサラダ
- 好きな野菜を洗って水を切る(カット野菜も現地のスーパーにあります)
- 缶詰のビーツを開けて水を切る
- 野菜を全て混ぜて好きな調味料で味付けする
まとめ
ニュージーランドで外食も楽しみつつ、ぜひ自炊にもチャレンジしてみてください。スーパーを活用して自炊を少し取り入れるだけでも、月々の出費をかなり抑えられますよ。
また、店舗によっては店内での写真が撮れない場合もあります。お気をつけください。