留学やワーキングホリデーを体験してみたい!と思った際に、気になるのは現地の食事です。日本人の舌に合うのか心配になります。
料理に使うスパイスなどの味付けや調理方法など、国によって料理の特徴が異なります。
せっかく海外へ行くなら、地場の美味しい食事を楽しみたいですよね。数ヶ月以上の長期滞在の場合、現地の食事を食べる機会も多くなるでしょう。
「ニュージーランド料理」と聞いて想像がつかない人も多いと思います。海外では肉ばかりで野菜をあまり食べない、というイメージを持つ人もいるかもしれません。
では、ニュージーランド料理はまずいのか、おいしいのか。
私がオークランドで経験した現地の食生活についてもお伝えします。また、特別編として料理以外の「おすすめの絶品グルメ」も紹介します。
【目次】
ニュージーランド料理はまずい?
安心してください、食べられないほどまずい料理ではないです。
現地でホームステイを体験する人もいると思いますが、滞在する家庭によって違いはあります。日本でもそれぞれ家庭の味がありますよね。
ニュージーランドでは移民が多い国でバラエティ豊かな料理があり、一般的には肉や芋を使う家庭が多いようです。アジア系の家庭ではお米を使う料理が出ることもあり、日本人の舌に合う味付けで食べやすいと思います。
「少し味付けが薄いかな?」など感じた際には塩こしょうやソースなど、食卓にあるもので味を変えてみてください。日本の食卓では失礼かもしれないと思うかもしれませんが、ニュージーランドでは自分好みの味に変えて食べることは大丈夫です。
ニュージーランド料理のおすすめ6選
食べたことがなかったり料理のイメージがつかないと不安になりますが、ニュージーランド料理はまずいわけではありません。
現地に行ったら一度は食べておきたい、おすすめのニュージーランド料理6選を紹介します。
1. フィッシュアンドチップス
イギリスやオーストラリアの代表的な料理でもあるフィッシュアンドチップスは、ニュージーランドで欠かせないおすすめな料理です。
淡白な味の白身魚とポテトフライという究極にシンプルな組み合わせに、やみつきになります。
塩とレモンであっさりと、またはタルタルソースで濃厚に。その日の気分に合わせてソースを選び、いつでも気軽に楽しめる料理です。
ニュージーランドのレストランやカフェで食べれる定番料理ですが、お店によって味が変わります。現地でお気に入りのお店をぜひ見つけてみてください。
2. ラム料理
ニュージーランドといえば、羊がたくさんいる国とイメージする人も多いと思います。事実、羊肉のラムを使う料理もおすすめです。
ラム独特のの臭みが苦手という人もいるかもしれませんが、ニュージーランドで一度は食べておきたい料理です。ラムの臭みは感じられず、新鮮で美味しいです。
ニュージーランドのスーパーでは気軽にラム肉が購入できるのと、案外ラムの調理方法はシンプルです。そのため、海外生活での自炊にもおすすめです。
ラム肉とミントソースの組み合わせが人気です。ミントソースを手作りする家庭もありますが、スーパーで市販のものも購入できます。
極上のラム肉はたまりません。 |
3. ハンギ料理
先住民族マオリの伝統料理「ハンギ」は、お祝いなどの特別な日に食べられます。
ハンギ料理を作るには地面に穴を掘り、底に石を敷き詰めてたき火で加熱します。材料を熱い石の上に乗せたら土をかぶせ、2~3時間ほど蒸し焼きにします。
使用する材料はさつまいも、じゃがいも、にんじん、かぼちゃなどの野菜とチキンやポークの肉類や魚介類です。
時間をかけてゆっくりと熱を通していく調理方法のため、お肉も野菜も柔らかくなり燻製のようなかすかな土と煙の香りがします。
大変手間のかかる料理のため、レストランではなかなか見かけることはありません。
もし現地でハンギを食べる機会があった際はとてもラッキーですから、ぜひ堪能してくださいね。
4. ホワイトベイト・フリッター
日本の食文化に欠かせない食材でもあるシラスは、英語で「whitebait」と言います。
ホワイトベイト・フリッターとは、卵にシラスを入れて作るオムレツです。作ったオムレツをパンに挟む食べ方もおすすめです。
ニュージーランドではシラスを捕獲できる時期と量が決められています。時期を外してしまうと値段は割高になり、冷凍したシラスは味が落ちます。
シラスの捕獲が許されている時期の8〜11月にレストランでホワイトベイト・フリッターを見かけたら、ぜひ新鮮な味をお試しください。
5. 牡蠣
ぷっくりと濃厚な味わいのニュージーランド産の牡蠣も見逃せません。牡蠣の収穫量と時期も決められています。
旬の美味しい牡蠣を食べるなら、牡蠣の解禁される時期の3月~8月がおすすめです。日本で食べる牡蠣と比べると、身は大きくクリーミーな味わいがたまりません。
おすすめの種類は 国内最高級と言われる「ブラフ・オイスター」です。ニュージーランド南島の最南端のブラフという地域で採れて輸送されます。
決して安価ではないですが、ニュージーランドでしかない珍しい種類のブラフ・オイスターは食べる価値があります。
6. ムール貝
ニュージーランド料理によく登場するムール貝の一種・マッスルもポピュラーです。ジューシーなニュージーランドのムール貝は、通年食べられる食材です。
日本だと貝は高級食材のイメージがありますが、ニュージーランドのムール貝はスーパーでも安く購入できる食材です。そのため現地の家庭料理としても使われます。
白ワインの酒蒸しにオリーブオイル、レモン、塩などで自分好みの味付けをして食べるスタイルです。
ニュージーランド料理以外の絶品グルメ
おすすめのニュージーランド料理6選の他にも、ニュージーランドには珍しい食べ物がたくさんあります。特別編として絶品グルメ5つを紹介します。
【特別編】1. ホーキーポーキー
ニュージーランドの代表的なスイーツといえば、アイスクリームの「ホーキーポーキー」です。
実はニュージーランドはアイスクリーム大国で、アイスクリームの消費量が一人平均約23リットルだそうです。
街にはアイスクリームショップがたくさんあり、現地の人にとって食後のアイスクリームは定番です。
ニュージーランド産のバニラアイスにサクサクしたキャラメルの粒が入ったキャラメル味のホーキーポーキーは、人気のアイスです。 舌にまったりと絡みつく深い味が、クセになります。
現地のスーパーでは、2リットルでアイスクリームも販売されています。たっぷり食べたい人は、俄然お得です。
800ml入ってるのに、お得。 |
【特別編】2. パブロバ
パブロバとは、メレンゲのケーキにたっぷりのクリームとブルーベリーや野イチゴなど果物を乗せた甘いスイーツです。
現地のカフェでパブロバを見ることもありますが、誕生日などのお祝い事の際にお家で作る家庭もあります。
もし甘いスイーツが苦手なら、ニュージーランドの「フルーツサラダ」もおすすめです。現地のカフェでは定番グルメで、日本人でも食べ慣れているりんごやレーズンなどが入っています。
フルーツとサラダという意外な組み合わせですが、食べてみると癖になる美味しい味です。
【特別編】3. パイ
ニュージーランドでは朝食やランチ、おやつとしてもパイが人気です。アップルパイなどの甘いデザート系ではなく、食事系のパイがニュージーランドでは代表的です。
パイの具材は、煮込んだ挽肉やラムなどのメイン料理としても満足できる種類があります。また、フルーツやナッツが入ったパイもありバリエーションが豊富です。
【特別編】4. バーベキュー
日本では一般的にはバーベキューは夏のキャンプなど特別なイベントのイメージを持つ人が多いです。しかしニュージーランド人にとって、バーベキューは家庭料理のような存在です。
現地の多くの家庭ではバーベキューセットがあり、公園には無料で使用できる電気式のバーベキューコンロが備え付けられているところもあります。
バーベキューはニュージーランド人にとって身近な存在で、定番の調理方法でもあります。
ニュージーランドのホームステイ先では肉や野菜、ワインなどを友達同士で持ち合いバーベキューをよく楽しみました。
【特別編】5. ソーヴィニヨン・ブラン
ニュージーランドは、安くて美味しいワインの生産国です。 ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランが人気になったのは、1980年以降です。
フランスなどに比べるとワインの歴史はまだ浅い種類ですが、ニュージーランドでの人気は既に絶大です。
ソーヴィニヨン・ブランは青草っぽい香りが爽やかがある、飲みやすいワインです。
ニュージーランドは日照時間が長いため、葡萄の完熟度が高くなりやすく高品質のワインを作ることができます。
ニュージーランド産の美味しいシーフード料理や、チーズなどと一緒にぜひ試してみてください。よく冷やして飲むのがおすすめです。
ヴィラ・マリアの白はお土産に必須です。 |
まとめ
ニュージーランドのおすすめ料理6選と、特別編として絶品グルメを5つ紹介しました。ニュージーランド料理は決してまずいわけではなく、美味しい料理や食材がたくさんあります。
私は日本ではラム肉を食べたことがなく、最初は「まずい料理なのかな」と食わず嫌いをしていました。いざニュージーランドでラム料理を食べると、新鮮で他の食材とも合わせやすいラム肉が大好きになりました。
みなさんも「マイお気に入り」のニュージーランド料理がきっと見つかると思います。