自然豊かで観光スポットもたくさんあるニュージーランドは、女性に人気のある留学先です。語学留学に興味がある方やホームステイを経験してみたい方、日本から離れてスローライフを送ってみたい方など目的は異なるでしょう。
「性別でブログ記事を分けるのはどうなんだろう」と悩みましたが、実際にニュージーランド留学を体験した私が女性だから感じたことや発見できたことをブログを通して伝えたいと思いました。
ニュージーランドで素敵な留学生活を送るため、知っておきたい持ち物リストや注意点などをご紹介していきます。
【目次】
女性1人でも安心できる!ニュージーランド留学
日本で就職すると長期休みはなかなか取りづらくなります。社会人になってから留学するとなると、1週間くらいの短期留学もしくは仕事を休職か辞職して長期留学を考える方も多いと思います。
女性は結婚や出産、親の介護などがあると留学することがさらに難しいと考える方もいるでしょう。
1度きりの人生、この先何があるかわからない。留学に挑戦してみたいと思うなら、今がチャンスかもしれませんよ?ニュージーランド留学のメリットをご紹介しますから、ぜひ参考にしてみてください。
ニュージーランドの治安はいい
海外は日本よりも治安が悪いとイメージする方も多いですが、ニュージーランドの治安は他の国に比べていいです。
2022年の世界平和度指数ランキングによると163カ国中、ニュージーランドは第2位です。
参考サイト: https://ecodb.net/ranking/gpi.html
現地の優しい人たち
ニュージーランドには優しくてフレンドリーな人が多いです。迷子になった時でも親切に教えてくれます。
ニュージーランドで性格を表す時によく使われる「Laid-back」というスラングがあります。物事をあまり心配せずにおおらかで穏やかな人、という意味です。
自然豊かな綺麗な環境
環境保全先進国とも呼ばれるニュージーランドは自然を大切にしています。空気も空も星空も、とても綺麗で癒されます。
現地で英語が学べる
ニュージーランドで体験するホームステイや語学留学は人気があります。日本食レストランや美容室で働きたいという理由で、日本からニュージーランドに留学する方もいます。
アメリカやイギリスより学費は比較的安いため、費用を抑えたい方にもニュージーランド留学はおすすめです。日本で完全な英語環境を作ることは難しいですから、英語漬けの生活ができるニュージーランドはよいと思います。
食べ物が美味しい
海外生活で食べ物が合うか合わないかは重要です。海外で日本の食材を購入できるお店も増えてきましたが、日本よりも値段は高いですしバリエーションは少ないです。
ニュージーランドは野菜や肉、乳製品や魚などの国内生産や加工しているものが多い国です。多国籍レストランが多く、世界の食文化を気軽に楽しむこともできる国です。
旅行も楽しめる
ニュージーランドの観光地って思いつきますか?せっかく海外に来ているなら、おすすめの観光地にも行ってみたいですよね。治安がいいニュージーランドのホテルやゲストハウスなどは清潔感があるところが多いため、女性1人でも旅行がしやすいです。
温泉で有名なロトルアや、世界遺産に登録された南島に位置するマウントクック国立公園も大自然を感じられる人気スポットです。
マリンスポーツやウィンタースポーツをはじめバンジージャンプなどのアクティビティーも楽しめます。
資格取得もできる
ニュージーランドは教育に非常に力を入れています。語学留学のほかに看護や教育、ITやホスピタリティなどの専門的な資格やスキル習得のために留学をする方もいます。
キャリアアップや自分の得意なことを増やすために、ニュージーランドで資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。
インターンシップもできる
海外で英語を使ってキャリアアップしたい女性は、現地法人のホテルや飲食店、学校などでインターンシップで経験を積むこともできます。
一般的にインターンシップは無給ですが、ニュージーランドではワーキングホリデービザを利用して有給で働くことができる国です。
お稽古留学もできる
ダイビングや乗馬、ダンスやヨガなどの趣味を楽しみながらニュージーランド留学をする方もいます。日本から離れてリフレッシュしながら語学力アップができる短期留学は、社会人女性におすすめです。
親子留学もできる
春休みや夏休みを利用して、お子様と一緒にニュージーランドへ親子留学も体験できます。治安がいい国だからこそできる親子留学で、海外の文化を体験することはきっと素敵な思い出になるでしょう。
お子様とどっちが早く英語が上達するかゲーム感覚で競ってみても面白いかもしれません。
幼稚園や保育園でボランティア留学もできる
子供が好きな方や幼稚園や保育士の資格を取ろうとしている方は、ニュージーランドでボランティアを募集しているプログラムに参加してみることもおすすめです。
日本では見れない動物に癒される
ニュージーランド内の人口の7倍の数の羊が住むと言われる国では、牧場や農園で住み込みができるファーム留学もあります。乗馬や動物好きの女性にはたまらない環境です。
カカポやキーウィ、ヘクターズ・ドルフィンなどニュージーランドに生息するユニークな動物がいます。
映画好きにはたまらない
世界的に有名なロードオブザリングやナルニア国物語のロケ地にもなったニュージーランド。意外にもロケ地が多い国ですから、留学中にぜひロケ地へ行って映画の名場面を思い出してみましょう!
女性なら知っておいて!ニュージーランド留学持ち物リスト
いざ留学準備を始める前に、女性におすすめの留学持ち物リストもぜひ参考にしてみてください。もっと詳しい持ち物リストはこちらの記事でご紹介しています。
生理用品
結論から言うと、ニュージーランドの生理用品は日本に比べて価格が高い割に質があまり良くないです。ナプキンなどのサイズ感も若干異なりますし、日本で話題の吸水ショーツなども現地ではまだ豊富な品揃えではありません。
長期留学の場合はあらかじめ日本でダンボールに生理用品を詰めておき、家族などにニュージーランドの滞在先に送ってもらう方法もおすすめです。生理用品は食品でも化粧品でもないため、国際郵便でも一般的に送りやすいです。
日本の薬局では生理用品は比較的安く手に入り、敏感肌も安心して使えるオーガニックナプキンやタンポンなどの種類も豊富です。ナプキンは意外とかさばるため、最初は必要な分だけ持っていくのもよいでしょう。
常備薬
日本で使い慣れた風邪薬や頭痛薬などはニュージーランドにないです。偏頭痛や生理痛など常備薬は少し多めに持参することをおすすめします。現地で販売されている薬は日本人には強すぎると感じる方も多いです。
「風邪を引いたことがない」「頭痛なんか経験したことがない」という健康な方も、環境の変化から体調を崩すことがあるかもしれません。
ドライアイやアレルギー用の目薬などをも普段から使っている方は持参するとよいでしょう。持ち込み制限や申告については事前に確認しておきましょう。
日焼け止め
ニュージーランドの紫外線は日本の7倍あると言われていますから、日焼け止めは必須です。現地でも購入できますが、日本でよく見るような持ち運びしやすいサイズは少なく、価格は高いです。日本ならSPF50の日焼け止めが1,000円ほどで購入できます。
最近では日焼け止めスプレーも人気ですが、ガス製は機内持ち込み禁止ですしスーツケースで荷物を預けても制限があります。クリームなどは100ml以下の量で、透明ジッパーに入れる必要がありますから注意してください。
基本的には化粧品はスーツケースの中に入れると安全でよいでしょう。
参考サイト : https://www.narita-airport.jp/jp/security/liquid/
水着
ビーチや温泉などの魅力的な観光地もあるニュージーランドでは、水着着用が一般的です。現地でも購入できますが、日本のパッドに比べると現地のものはとても薄いです。しっかり胸を盛りたい女性は、日本からお気に入りの水着またはヌーブラを持参するとよいと思います。
現地の安くて可愛い水着のお店
- GLASSONS : https://www.glassons.com/nz/c/clothing/swimwear
- COTTON:ON : https://cottonon.com/NZ/co/women/womens-swimwear/
ドライヤー・ヘアアイロン
現地でもヘアケアの電気製品は購入できますが、日本で海外兼用ドライヤーやヘアアイロンを持参する方が安い場合も多いです。ニュージーランドで購入しても違う国へ行く際に電圧が違えば、変圧器が必要になるため面倒だったりもします。
ホームステイ先やシェアハウスでも共用のドライヤーがある場合でも、自分のものなら気兼ねなく使えてよいと思います。
化粧品
ニュージーランドにも日本の化粧品を取り扱うお店はありますが、日本で購入するよりも割高です。肌が弱い方は日本から使い慣れた化粧品を持参もよいですが、ニュージーランドのスーパーにもたくさん無添加スキンケアはあります。
強いて言うなら海外では美白ケア用のスキンケアはあまりメジャーではないです。シミやそばかすが気になる方、美白スキンケアが好きな方は持参するとよいでしょう。
お風呂道具
シャンプーやリンスなどのヘアケアやボディーケアは現地のスーパーでも購入できるため、こだわらない方はトラベルキットのような小さいものを数日分だけ用意しておくとよいと思います。
現地の学校で化学を教えてくれたニュージーランド出身の先生は、オークランドと南島では水が異なるため髪質が悪くなってしまったそうです。
現地のスーパーでは自然派のヘアケアから海外っぽい香りのあるものまで種類が豊富にあります。
衣類
ニュージーランドの人はジーパンにTシャツなどシンプルな服装がメジャーです。日本の女性はベストやジレなどお洒落に重ね着を楽しみますが、留学に持っていく衣類が多いと荷物がかさばります。
朝や夜など冷え込むこと時期もあるため、体温調節しやすい衣類が重宝します。コンパクトにたためるウィンドブレーカーや薄いダウンジャケット、ヒートテックなどは便利ですから準備しておくとよいでしょう。
ニュージーランドはイベントやパーティーが多いため、綺麗めのワンピースが1枚あると便利かもしれません。私は現地で友達の結婚式に呼ばれた際、ドレスコード用の着るものやパンプスがなくて焦った経験があります。
靴
留学中は歩く機会が多いと思いますから、履き慣れたスニーカーやブーツの持参をおすすめします。ワンピースに合わせる用にパンプスもあるとよいかもしれません。
現地でビーチサンダル=Thongsは人気のため安価で購入できます。
洗濯ネット
現地の人はあまり使用しませんが、下着や手洗い系の衣類を入れられる洗濯ネットは重宝します。
リュックサック
バックパック旅行をしにニュージーランドへ行く方も多いですが、その際におすすめなのが床でも転がせるキャスター付きのリュックです。機内に手荷物でも入れられるサイズのものなら更によいでしょう。
女性こそ準備を!ニュージーランド留学での注意点
夜の治安
冒頭でニュージーランドの治安の良さをご紹介しましたが、一人で夜道を歩いたり人通りが少ない道などは避けましょう。
また、留学生がスリや置き引きの被害に遭うケースもあるため、貴重品管理も気をつけましょう。
私の友人はオークランドで空き巣に入られたことがあり、金目のものが全て奪われたそうです。鍵はしっかりとかけ、現金は分散して保管するなど対策を取りましょう。
服装
派手なブランド品や露出の多い服装は、犯罪や危険なことに狙われるリスクを高める可能性があります。お洒落を楽しみつつ、安全面も考慮して服装を選ぶとよいです。
食べ物
ニュージーランドの衛生状態は一般的によいですが、不安な方は万が一に備えて生ものは避けることをおすすめします。
水道水
ニュージーランドの水道水は飲めますが、口に合わない場合はミネラルウオーターを購入しましょう。
日本の海外旅行保険
ニュージーランドは日本よりも医療費が高いため、海外旅行保険に加入することをおすすめします。現地で万が一病院にかかることがあれば、日本の国民健康保険は適用されません。
ニュージーランドでは黄熱病や狂犬病の予防接種は必要とされています。留学中に慣れない気候と生活で体調を崩す方もいらっしゃいますから注意しましょう。
住まい
現地で1人部屋を探すこともできますが、ホームステイやルームシェアなら節約しながら留学生活が送れます。安全面においても、常に人がいる環境は安心できるでしょう。
お酒・ナイトクラブ
ニュージーランドのパブは有名でお酒を飲みながら楽しむ社交場でもあり、ナイトクラブは若者を中心に常に人気があります。しかし飲み過ぎには注意ですし、パブやナイトクラブで知らない人からお酒を受け取ることは危険です。アルコールの中に薬物や睡眠薬などが入ってたりする場合があるからです。
「お酒を飲み過ぎて失敗した」では遅い場合もありますから、特に女性は気をつけましょう。
自転車の使用時
ニュージーランドでは自転車は車と同じ扱いをされます。車の信号に従い、右折・左折の方向指示サインを出す必要もあります。日本とは違うルールに注意しましょう。
持ち込み禁止物
基本的に食べ物1つでも申告が必要な厳しいルールがあるニュージーランドでは、申告漏れの場合にはその場でNZD$400の罰金が科されます。
厳しいと感じるかもしれませんが、自国の農畜産業を海外の病害虫から守り安全な食材を作るためです。きちんと申告すれば食品も持ち込める場合がありますから、事前に確認しましょう。
災害対策
ニュージーランドも日本と同じ島国のため、地震や火山の噴火も発生します。留学中は災害情報などに注意し、万が一に備えて在留届を出しておくこともおすすめです。
なお、ニュージーランド滞在が3か月以上になる場合は在留届は必須です。
NO means NO
日本人は受け答えが曖昧な人が多い、という印象を持つ海外の人も多くいます。ニュージーランドではあいまいな返事ではっきりしないと、トラブルに巻き込まれるケースもあるため注意しましょう。
「嫌だな」と少しでも感じたらNOと伝えましょう。適当にイエスやノー、なんとなく笑うなどは安易にしないようにしましょう。
コンドーム
ニュージーランドの薬局やスーパーでもコンドームが購入できます。コンドームは避妊のためだけではなく性感染症予防にも効果的ですから、留学中も気を付けましょう。
アフターピル
緊急避妊薬またはモーニングアフターピルとも呼ばれるアフターピルは、性行為後72時間以内に服用し妊娠を防ぐ目的で使用されます。
ニュージーランドの薬局では処方箋なしで簡単に購入でき、所要時間は5~15分ほどです。アフターピルの種類にもよりますが、NZD$35~$50ほどで手に入ります。
連絡をしっかり取りあう
ホームステイやルームシェアをしている場合、夜遅くなる日や旅行に行くなどの連絡はしっかりと取るようにしましょう。本当の家族ではないものの、一緒に住んでいる相手の帰りがいつもより遅いと心配です。また、日本にいる家族にも安否確認としてこまめに連絡をとるとお互いに安心できるでしょう。
緊急連絡先を必ず控える
加入している保険会社やクレジット会社、日本大使館などの緊急連絡先を控えておきましょう。スマートフォンで一括管理もできますが、メモに書いてお財布の中などに忍ばせておいたり持ち歩くと尚よいでしょう。
外務省ホームページ : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_074.html#2
- 警察・救急車・消防共通 : 111
- 在ニュージーランド日本国大使館 : 04 473 1540