ニュージーランドと聞いて何か思い浮かべるものはありますか？人口よりも多い羊の数？ラグビー強豪チームのオールブラックス？それとも日本のCMでも見たことがあるキウイフルーツでしょうか？
ニュージーランドから連想されるイメージはたくさんありますが、実は最高にホットでクールな文化があるのはご存知でしょうか？
ニュージーランドには独自のカフェ文化が発展しているんです！
イギリスの植民地だったニュージーランドなら「コーヒーではなく紅茶の文化の方が溶け込んているのでは？」と思うかもしれませんが、美味しいコーヒーを提供するカフェが街中にたくさんあります。
ニュージーランドで生まれたオリジナルメニューを提供するカフェをはじめ世界大会に出場する有名バリスタが働くカフェ、隠れ家のように落ち着くカフェなどたくさんのカフェがあります。
私はニュージーランド留学中にコーヒーの美味しさとカフェ文化に魅了され、現地の大学が主催するバリスタのコースを受講し資格取得までしてしまいました。
今回はコーヒーとカフェが大好きな私が、ニュージーランドのカフェ文化とバリスタ留学について詳しく紹介いたします。
【目次】
100種類以上のスペシャルティコーヒーを楽しめるコーヒーサブスク 
ニュージーランドのカフェ文化の歴史と今
ニュージーランドは多民族国家でありヨーロッパ、特にイタリアなどから移民をしてきた人々の影響を受けてコーヒーを飲む習慣やカフェ文化が定着したそうです。そのためニュージーランドのカフェではエスプレッソベースのコーヒーメニューが定番です。
イギリスの植民地だったことから、紅茶の文化が色濃く残ってるのではと思いきや、ニュージーランド独自のカフェ文化が栄えていきました。ニュージーランドにある個人経営のカフェの多さに驚く方もいます。
ニュージーランド人= Kiwiにとってカフェとは、ふらっと立ち寄りたくなるような身近な存在です。朝の忙しい通勤途中に行列に並んでまでしてお気に入りのカフェのコーヒーを購入して職場へ向かう人や、散歩途中に見つけたカフェで美味しいコーヒーを一杯飲む人もいます。
日本のカフェは勉強やパソコン作業ができるため利用する人もいるかと思います。ニュージーランドのカフェではゆったりとした店内やテラス席でコーヒーを楽しむことができる環境があります。
友達や家族、恋人と一緒に時間を過ごすことができるお気に入りのカフェがあるという人も多いです。
ニュージーランドの都心部のカフェはここ20年で大きく変わったそうです。
元々ニュージーランドではインスタントコーヒーを出しているカフェが多かったそうですが、最近では多くのカフェはエスプレッソマシーンを使用し産地にもこだわりったコーヒー豆を用いて入れるコーヒーが主流になっています。
ニュージーランドのカフェの営業時間の特徴として、特に個人経営の現地のカフェは朝7〜8時にオープンして夕方4時ごろにクローズする場合が多いです。
オークランドの都心部にあるフランンチャイズのカフェは夜9時ごろまでお店を開いてる場合もあります。
Kiwiは健康的な朝型が多いと思うべきなのか、もしくは夕方4時以降はハッピーアワーのためにカフェではなくパブに行く人が多いからと思うべきなのか、、、 
ニュージーランドで人気のカフェメニュー
ニュージーランドのカフェにはビーガンやベジタリアンの人も安心して注文できるメニューや専用のカフェも多くあります。例えば牛乳の代わりにソイミルクやオーツミルク、アーモンドミルクなどを使ったドリンクメニューやスコーン、マフィンなどの軽食の販売をしているカフェもあります。
現地のドリンクメニューは日本では聞き慣れないものもありますので、今回はニュージーランドのカフェで定番の9つのメニューの特徴を紹介したいと思います。
メニュー1. ショート・ブラック
日本でお馴染みのエスプレッソのことを意味します。小さめのカップでそのまま提供されるエスプレッソは、コーヒー豆本来の香りや苦みを味わえます。
メニュー2. ロング・ブラック
ダブルショットのエスプレッソとお湯で割ったドリンクで、ショート・ブラックとは異なり大きめのカップで提供されます。
お湯の入ったカップにエスプレッソを注ぐシンプルなメニューですが、エスプレッソを熱いお湯の後に入れることで濃厚な味わいが楽しめます。
メニュー3. アメリカーノ
アメリカーノはエスプレッソを最初に入れてからお湯を加えて作るメニューです。ロング・ブラックと似ているメニューですが、違いは加える順番です。お湯で割るアメリカーノは、エスプレッソ独自の風味を感じつつも優しい飲み心地です。
メニュー4. フラット・ホワイト
エスプレッソにスチームミルクを注ぐフラット・ホワイトは、ニュージーランドのカフェなら必ずある国民的コーヒーメニューです。
コーヒーのトップにフォームミルクを載せないため、ラテアートなどを楽しめるのも特徴です。使用するミルクの配合量はラテやカプチーノより少なく、コーヒー本来の味をしっかりと楽しめます。
下記のブログ記事で現地で大人気のフラットホワイトについて詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
メニュー5. ラテ
エスプレッソの上にスチームミルクとふわふわに泡立てたフォームミルクを注いだメニューです。
メニュー6. カプチーノ
ミルクの配合量はラテと同じですが、一番最後にフォームミルクをトップに載せるメニューがカプチーノです。ラテよりもややミルクの量が多いため、コーヒーの苦みが苦手な人でも挑戦しやすい味です。
メニュー7. カフェ・モカ
エスプレッソにスチームミルクにフォームミルク、チョコレートを加えたメニューです。チョコレートが入ることで甘さが加わり飲みやすい味です。
メニュー8. ホット・チョコレート/アイス・チョコレート
チョコレートに温めたミルクを合わせて混ぜ合わせたメニューがホット・チョコレートで、ニュージーランドの冬には子供から大人まで大人気のメニューです。
カフェによってはアイス・チョコレートを出してくれるところもあります。
メニュー9. フラッフィー
子供用に作られたカフェメニューで、カプチーノなどの使用するふわふわのフォームミルクをたっぷりとカップに注ぐシンプルなドリンクです。お家でホットミルクは作れても、カフェで飲むふわふわのフォームミルクの味は特別です。
バリスタ留学ができる
ニュージーランドにはバリスタ留学があることをご存じですか？バリスタとは、コーヒーの専門知識や技能を持ち合わせたコーヒーのスペシャリストです。現地で英語力も磨きながらコーヒーを入れる技術も身につくバリスタ留学のコースは一石二鳥です。
バリスタ資格の取得後は独立して自分のカフェを開業するバリスタ、有名なカフェで働くバリスタなど働き方はさまざまです。インスタ映えするラテアートを専門とするバリスタなどもあり、活躍の場は広がっていると思います。
ニュージーランドのバリスタ資格はSerivice IQ (HSI)と呼ばれ、現地の教育省が認定しており短期間でも資格取得が可能です。「将来は日本で自分のカフェを開業したい」「ニュージーランドの有名なカフェでバリスタとして働きたい」と思う人はもちろん、今の技術力をアップする為に資格取得を目指す人にもいいと思います。
ニュージーランドのバリスタ留学プログラムはもちろん英語で行われる為、英語力は中級程度は必要だと思います。通う学校によっては渡航前にIELTSやTOEFLの試験を受けて英語力を証明す必要がある場合もあります。
バリスタ留学でできること
- 短期間から受講できる
- カフェでバリスタとして働くための勉強ができる
- コーヒーの種類やラテアートの知識も学ぶ事ができる
- 英語を使いながら英語以外のことも吸収することができる
- ニュージーランドが認めるバリスタの資格にもチャレンジできる
今年2023年3月にウェリントンで開催されたニュージーランド・バリスタ・チャンピオンシップの優勝者は日本人のKawashima Honokaさんです。バリスタのKawashimaさんのInstagramには美しいラテアートのコーヒーなどニュージーランドならではの写真がたくさん載っています。
Kawashima HonokaさんのInstagram : https://www.instagram.com/kwsmhnk/?__coig_restricted=1
環境保全先進国でもあるニュージーランドではカフェでも環境への配慮を徹底しています。プラスチックカップは使用廃止、ストローは竹や紙またはステンレス製を使用しています。
持ち帰り=Take awayの際はマイバッグを持参することはニュージーランドでは当たり前な習慣です。ニュージーランドのカフェ文化を通して、きっと幅広く学べることができると思います。
私がバリスタ資格取得をしたのは、ニュージーランドにある大学AUT (Auckland University of Technology)です。コースの費用はNZD$300で、実際にカフェで使用する本格的なコーヒーマシーンを使用しながら練習できます。
フラット・ホワイトなど、自分の好きなメニューの練習がたくさん出来る環境が良かったです。
AUT主催のバリスタコース :
まとめ
今回はニュージーランドのカフェ文化の歴史と現在、カフェで定番のドリンクメニューの特徴9つを紹介しました。
バリスタ留学ではコーヒーやカフェについてプロフェッショナルになるための技術を磨きながら、資格取得にも挑戦できることがわかりました。
ニュージーランドのカフェ文化やコーヒーに興味が湧いてきましたか？ニュージーランドのカフェはお洒落なだけでなく、ビーガンや環境に配慮した取り組みを積極的に取り入れています。世界中がニュージーランドのカフェ文化やバリスタ留学に注目するのも納得です。
もしニュージーランドに行く機会がありましたら、ぜひ現地のカフェを体験してみて日本のカフェ文化との違いも見つけてみてください。
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