ニュージーランドのお土産として定番のチョコレートやワイン、ウール製品と並んで人気のあるマヌカハニー。
旅行や留学でニュージーランドへ行った際に、ついついお土産ショップや免税店でまとめて買ってしまいますよね。
実は、古くから地元の人々に愛されているマヌカハニーはスーパーでも購入することができます。
今回は、ニュージーランドのはちみつ事情をはじめ、地元のスーパーの品揃えや価格、選び方のポイントなどを紹介します。
【目次】
ニュージーランド人にとって「はちみつ」とは
日々のニュージーランドでの生活で、はちみつは欠かせない製品です。朝食にトーストと一緒に食べたり、ヨーグルトやお菓子など料理にも使用できる万能なアイテムです。
食品として身体に摂取するだけではなく、ニュージーランドでは先住民族マオリが治療としても日々の生活に取り入れていました。今も引き継がれており、お土産としても有名なマヌカハニーのハンドクリームや石鹸、歯磨き粉なども販売されています。
さまざまな種類のはちみつはある中でも、特にマヌカハニーは特別です。マヌカという木からのみ採れるはちみつで、マオリの言葉で「癒しの木」「復活の木」という意味もあるそうです。
1980年代ごろから研究が進み、マヌカの持つ特別な効能や作用に世界中が注目し始めました。
現地のスーパーのはちみつコーナーの豊富な品揃えには驚きました。日本でいうと醤油のように、さまざまなブランドから個性豊かな製品が気軽に手に入ります。
現地の家庭では、マヌカハニーのみを使用するというよりも、どちらかというと2種類以上のはちみつを常備して使い分けている場合が多いです。
例えば、料理など加熱する場合には通常のはちみつを使用し、マヌカハニーは体調の優れない際などに使用するなどです。
週末の朝などに開催されているファーマーズマーケットでもはちみつを販売している地元の人たちもよく見ます。
私のニュージーランドの友人は3人の子供がいるのですが、「マヌカハニーは高級だから普段はシンプルなはちみつのみを買っている」という声もありました。
天然だから安心! |
ニュージーランドのスーパーならはちみつが選び放題
ニュージーランドのスーパーは、みなさんが思っている以上に大きくて圧倒されると思います。私は現地のスーパーに初めて入った際に、圧倒的な広さに思わずエントランスで立ち止まってしまいました。
置いてある場所は日本のスーパーと同様に、お肉やお魚のセクションではなくジャムやピーナッツバターなどが並ぶ商品棚に並ぶことが多いです。
自然豊かなニュージーランドならではの豊富なはちみつの商品棚には驚くと思います。同じブランドでも使用している花や精製方法が異なるため、価格も味も自分好みに選びたい放題です。
特に留学生も多いオークランドのスーパーには、基本的には10〜15種類以上のはちみつが棚に並んでいる印象を受けます。
マヌカだけを使用したマヌカハニーや、ほかの花とブレンドされたマヌカハニーもなどもあります。
たかが「はちみつ」、されど「はちみつ」。初めて選ぶ際にはたくさんありすぎて、迷ってしまいますよね。
マヌカハニーをスーパーで買う際のポイント
商品名と値段
まず、高級なイメージのあるマヌカハニーの気になるのは値段ですよね。サイズにもよりますが、だいたいNZ$5〜$40ほどあれば選択肢が広がります。
スーパーによってはマヌカハニーなのにプライベート商品があり、比較的コスパが良いためおすすめです。
スーパーでよく見るブランドは、
- ARATAKI
- COMVITA
- Manuka Health
などがあります。
もちろん小さいサイズであれば価格も控えめですが、特徴としては純粋のマヌカハニーであるかどうかで値段がグッと変わります。
例えば、「Manuka with Clove」「Manuka Blend」という表記であればほかの植物と混ざっているという意味です。
つまり、マヌカの味わいをしっかりと堪能されたい方は、マヌカだけを使用されたマヌカハニーを選ぶ必要があります。
ただ、ほかの花などと混じっているから悪いというわけではありません。
たくさんの種類の中から自分のお気に入りのはちみつに出会えた時は最高に嬉しいですよ。
現地のスーパーに関しては、下記のブログ記事もぜひご覧ください。
認定されたマークの数値
純粋のマヌカハニーの商品であれば、必ず数値が書かれています。「UMF+」や「MGO+」など認定マークを見たことがある人もいるかもしれません。
どちらもマヌカハニーの持つ抗菌力を示す認定マークです。数値が高くなると抗菌力も高くなります。
- UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)
- MGO(メチルグリオキサール)
そのため、数値が高いマヌカハニーは値段も高いです。「高くても効果の高いものを」という思考がある方には上記の数値が高いものを選ぶことをおすすめします。
地元のスーパーではUMF+5〜10が多く揃っています。それ以上の数値を試してみたい方は、お土産ショップや免税店もチェックしてみると良いです。
マヌカハニーを食べる際の注意点とは?
マヌカハニーは、はちみつなのでボツリヌス菌が含まれている可能性があります。そのため、1歳未満の子供には食べさせないでください。
ボツリヌス菌を体外に排出できずに乳児ボツリヌス症を発症してしまうケースもあるからです。
よくある質問
偽物もあるって本当?
お伝えしたとおり、マヌカだけのマヌカハニーもあれば、マヌカを含めて複数の種類の花をブレンドしたはちみつも数多くあります。
そのため、自分がどのタイプを買いたいのかを決めてから、しっかりと商品ラベルを確認しましょう。
マヌカハニーは通常のはちみつとどう違うのか?
ニュージーランドの一部の地域でしか取れないマヌカの木から採れるのが、マヌカハニーです。高い抗菌力や抗炎症力に優れていると評判です。
マヌカに含まれる酵素や栄養素は熱に弱いため、料理で調味料として熱を加えてしまったり熱い飲み物に入れてしまうと効能が弱くなります。
通常のはちみつは応用を効かせて料理に使用して、マヌカハニーはそのままシンプルに舐めるのがおすすめです。
のどの調子が優れない際や健康のためなど、小さじ1のマヌカハニーを摂る人もいます。天然の製品だから安心です。
まとめ
ニュージーランドのスーパーで、気軽に購入できるはちみつ事情はいかがでしたか?昔から地元の人からも愛されているマヌカハニーは特別であることがわかりました。
スーパーなのに豊富な品揃えと異なる価格に、驚く方もいらっしゃったかもしれません。
値段が安いから悪いというわけではなく、はちみつの香りや味の違いをぜひ楽しんでいただきたいです。ニュージーランドに来たなら、お土産に必ず一つは買っておきたいですね。
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