「イースターエッグ」「イースターバニー」など、イースターに関するワードを聞いたことがある方もいるかもしれません。
南半球に位置するニュージーランドでイースターはとても重要なお祭りごとですが、そもそもイースターとはどういう意味なのでしょうか?また、本来は何をする日なのでしょうか。
今回は、ニュージーランドのイースターについて紹介します。どのようなアクティビティーがあり、イースターに関連する定番の食べ物はあるのか。
イースターの時期だからこそ発見できる、現地のスーパーマーケット事情もお伝えいたします。
【目次】
イースターってなに?
キリスト教の信仰が深い国だとイースターは大切なお祭りごととして根付いていますが、日本だとイースターを特別な日と捉えている方はあまり多くはないですよね。キリスト教に関するイベントといえば、クリスマスを思い浮かべる方もいるかもしれません。
イースターとは「復活祭」と呼ばれており、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日後に生き返ったことをお祝いする日です。
イースターをお祝いする際に欠かせないものが、「イースターエッグ」と「イースターバニー」です。
卵はキリストが生き返ったことから、卵から雛がかえる姿を例えて広まったと言われています。イースターバニーに関しては、ウサギは多産であることから生命の誕生=生まれ変わりにちなんでいるそうです。
イースターの時期になると、ディズニーランドでミッキーやミニーがウサギの耳などをつけているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分で簡単に作れるウサギ型のチョコレート♡ |
ニュージーランドのイースターの祝日はいつ?
2024年のイースター(復活祭)は、3月31日です。毎年イースターの日にちは変わるため、注意が必要です。ニュージーランドの祝日は多くのお店が閉まることが当たり前なため、食材などは少し余裕を持っておくと安心です。
なぜなら、イースターの時期は4連休というユニークな祝日が続きます。
金曜日の「Good Friday」から始まり、月曜日の「Easter Monday」まで続きます。もちろん、学校も多くのお仕事もお休みです。
ちなみに、聖土曜日「Holy Saturday」はイエス様が埋葬されてから、日曜日の朝に復活されるまでのひと時です。
現地の祝日に関する最新情報は、下記のブログ記事も参考にしてみてください。
イースターに何をする?
ニュージーランドのイースターの日には、実際にどのような行事があるのでしょうか。日本ではあまり聞かないかもしれませんが、現地では定番のアクティビティーです。
イースター・エッグ・ハント
ルールはシンプルで、子どもたちでも持てそうな小さめの卵型のチョコレートをたくさん買ってきます。そして買ってきたチョコレートを自宅のお庭や家の中のいたるところに隠して、子どもたちに探させるゲームです。
子どもを巻き込んで、キリストの誕生をみんなで祝うという環境は日本ではなかなか体験できないですよね。
冷蔵庫に隠しておきたいチョコレート...♡ |
ホット・クロス・バンズを食べる
イースターの定番の食べ物といえば、ホット・クロス・バンズです。十字架を連想させるようにパンの真ん中にクロスの飾り付けがされた、レーズン入りの甘いパンです。
ニュージーランドでは通年手に入れられる人気のパンですが、日本ではメジャーとしては売られていないですよね。
クリスマスケーキのように事前に予約をしておく家庭や、手作りをする家庭などさまざまです。現地のスーパーマーケットやパン屋さんで気軽に購入できるため、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
現地のイースターの雰囲気は?
ニュージーランドのイースターの時期には、スーパーマーケットにはたくさんの種類のイースターエッグやイースターバニーが商品棚に並びます。特に子どもたちに人気の理由は、チョコレートでできている商品が数多く並んでいるからです。
日本だと、バレンタインデーになるとチョコレートが店頭にたくさん並ぶイメージを持つ方も多いですよね。
対照的に、ニュージーランドではイースターにたくさんのチョコレートが売れます。子どもたちは卵の形をしたチョコレートを嬉しそうに手に持っていたり、ウサギの形のチョコレートをパクっと食べている光景を目にします。
私は以前、大きなイースターバニーのチョコレートをもらったことがあります。「海外のチョコレートだから甘すぎるかな」と不安でしたが、滑らかな口溶けで意外と食べやすかったので驚きました。
ニュージーランドで有名なチョコレート会社「Whittaker's」の限定フレーバーとして、ホット・クロス・バンのチョコレートもありました。パッケージもいつもとは異なる雰囲気で、つい手に取ってしまいたくなるようなデザインですね。期間限定なため、お土産にも喜ばれると思います。
4連休ということもあり、小旅行に出かける方も多いです。3月からは比較的温暖な気候になる北島のリゾート地で有名な「ベイ・オブ・アイランドや、景勝地として評判の「テカポ湖」を訪れるのもおすすめです。
イースター休暇は各地でイベントが行われるため、宿泊施設やアクティビティーの予約は早めに押さえておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、ニュージーランドで過ごすイースターを紹介しました。キリストの復活したことを祝う大切な日であり、現地では祝日なので学校がお休みになることもお伝えいたしました。多くのお店もお休みになることが多いため、お出かけの際には事前に確認しておくと安心です。
イースターの定番行事である「イースター・エッグ・ハント」は、子どもたちが主役になれる楽しくて美味しいアクティビティーということがわかりました。
また、レーズンが入った甘い「ホット・クロス・バンズ」も現地でぜひ味わいたい一品です。
4日間もお休みのイースターホリデーのため小旅行へ出かける方も多いですが、近くのビーチでリラックスしたりお家で週末を過ごすのも良いですね。
今年のイースターは、どのように過ごしましょうか?
可愛い卵型にくっつくウサギ♡ |