これからニュージーランドにホームステイをする方は、せっかくなら日本らしいお土産を渡したいと思うでしょう。
その際に気になるのが「何が貰ったら喜ばれるのか?」「食品などお土産は渡せないのか?」という点です。
留学している間にお世話になるホストファミリーには、喜んでもらえる日本のお土産を用意したいですよね。
今回は、ニュージーランドの人に人気のある日本のお土産11選を紹介します。ニュージーランドで実際にホームステイを経験した私の体験談もぜひ参考にしてみてください。
ニュージーランドへ持ち込みが禁止されている物や、注意事項に関しても解説いたします。
【目次】
ニュージーランドで喜ばれる!日本のお土産11選
日本から9,346km離れているニュージーランドでは、独自の文化や風習があります。
日本人の感覚で「私のお気に入りのお土産なら絶対に喜んでもらえる!」と思って選んだものが、もしかしたら現地で人気がない場合もあります。
ニュージーランドの人にはどのようなお土産が受け入れやすく喜ばれやすいのかを理解、喜ばれるお土産を見つけましょう。
1. お菓子
国が違えば味の好みも変わる傾向は多少はありますが、日本のお菓子は海外でも大人気です。
日本人が作り出す可愛いデザインや、繊細な色や素材のパッケージは外国にはない日本の美しさがあります。
特に人気なのは、日本らしさが味わえる抹茶味のお菓子です。海外の人に抹茶=Matchaで通じることも多いほど、注目を浴びています。
百貨店でも抹茶のお菓子はありますが、あまり高いお菓子である必要はありません。
スーパーなどで売っているもような気軽にシェアできるお菓子でも、お土産として十分に喜んでもらえます。
キットカットやポッキーなどは日本を代表する人気のお菓子で、お土産におすすめです。
2.漢字がプリントされているTシャツ
漢字がプリントされたTシャツも、海外では喜ばれる日本のお土産です。
日本人からすると特別かっこいいとはあまり思わないような漢字のTシャツも、海外の人は「かっこいい」と感じることも多いようです。
Tシャツならスーツケースの隙間に収納できるため取り扱いも楽ですし、持ち運びにも困りません。
無難なTシャツの色は白や黒でしょう。
ニュージーランドのラグビー強豪チーム「オールブラックス」のような、黒のTシャツも現地の方に馴染みのある色で喜ばれるかもしれません。
3.折りたたみ傘
ニュージーランドの人は多少の雨なら傘をささないため、日本人のように折りたたみ傘を持ち歩く人は少ないです。
ニュージーランドで折りたたみ傘の種類は少ないですが、日本の折りたたみ傘の種類は豊富です。
日本らしさを感じる和テイストや便利な軽量タイプ、風に強い機能性に優れたタイプなどさまざまです。
ニュージーランドの秋〜冬は雨が多いため、日本のデザインの折りたたみ傘はきっと喜んでもらえるでしょう。
4.アニメのキャラクターグッズ
「アニメが好きで日本に興味を持った」という海外の人は多いです。日本人が想像する以上に海外ではアニメや漫画は人気です。
「otaku」という日本の言葉も、世界共通になりつつあるのには驚きます。
既に海外でも知名度がある「ポケモン」「ワンピース」「ナルト」などのキャラクターグッズは、お土産に喜ばれます。
また「鬼滅の刃」「呪術廻戦」なども最新人気アニメとして注目されるでしょう。
100円ショップでもキャラクターグッズが手に入ります。
滞在するホストファミリーに小さい子供がいる場合は、キャラクターグッズはお土産リストに入れてみると良いですね。
5.和柄の小物
日本らしさを感じる和柄は、海外の人には魅力的と評判ですです。
和柄の巾着やポーチ、ハンカチなどは年齢問わず使い道があるのでおすすめです。
薬や目薬などの常備薬や、口紅などの化粧品を入れたりとポーチは年齢問わず使えるアイテムです。
100円ショップでも和柄の商品を見かけます。賞味期限もない小物は、ばらまき用にも便利なお土産です。
6.文房具
日本のものづくり文化はクオリティが高く、文房具も人気があります。
日本製の蛍光ペンは筆先が紙の上で滑らかに滑りますし、ボールペンはスラスラと文字が書けます。
日本製のノートやメモ帳なども紙質が非常に優れているため、日本らしいおすすめのお土産です。
特に子供や学生がいるホストファミリーの家庭では、文房具は喜ばれるでしょう。
7.絵葉書
日本の四季や美しい風景を映し出す絵葉書は、海外で人気のお土産です。インテリアとして額縁の中に入れて飾る人もいます。
ニュージーランドにも四季はありますが、日本独特の風景や色合いは、海外とは異なります。
自分の街の絵葉書を文房具屋さんや百貨店で探してみるのも良いでしょう。
渡したい絵葉書の説明を英語でホストファミリーの方に説明できれば、コミュニケーションも生まれますね。
8.うちわ・扇子
夏の風物詩のうちわや扇子も、日本ならではの人気のお土産です。
ニュージーランドでは一般家庭でもバーベキューをよくするため、うちわは意外に重宝するかもしれません。
日本らしい和柄の扇子なら持ち運びにも便利です。
100円ショップでもクオリティーが高い扇子などが購入できるため、お店で素敵な柄があるか探してみても良いでしょう。
9.おちょこ・陶器
ニュージーランドでは日本酒を飲む文化はありません。しかしリキュールなど、ちょっとしたアルコールを楽しむ際には小さなグラスを使います。
日本の美しいおちょこなら、ニュージーランドの食卓でもお酒を飲む際などに活躍するかもしれません。
アルコールが苦手、もしくは宗教上お酒を飲まない家庭もあります。
日本製の湯呑みや小皿、一輪挿しの花器なども家庭によっては喜ばれるでしょう。
割れ物の場合は厳重に包装して、持ち運びには十分に注意してくださいね。
10.手ぬぐい
日本の手ぬぐいは、古くから庶民の生活に広く溶け込んできました。日本が誇る伝統文化の手ぬぐいは、訪日外国人も魅了する人気のお土産です。
さらしに塗料を染み込ませて絵柄を表現する技は日本ならではで、さまざまな美しい伝統模様があります。
「鬼滅の刃」主人公の竈門炭治郎が着ている、羽織の市松模様は人気があります。
11.お面
意外かもしれませんが、日本の歴史的文化でありエンターテイメントでもあるお面もお土産におすすめです。
日本では鎌倉時代よりお面を使用しているとの記録があります。
夏休みに屋台などで、アニメのキャラクターのお面を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
私が知り合ったニュージーランドの方は、世界各国のお面や仮面を集めていました。
お土産選びはホストファミリーの家族構成を考慮する
お土産を選ぶ際に気をつけることは、滞在するホストファミリーの家族構成です。
小さい子供がいる家庭や自分と同年代くらいの学生の子供がいる家庭、または老夫婦2人の家庭など。留学生を受け入れる家庭や環境は異なります。
年代によって喜ばれるお土産は違うため、ホームステイの家族構成を把握してから日本のお土産を選びましょう。
ホストファミリーに子供がいる家庭
自分と同じくらいの年齢の子供がいる家庭なら、上記11選の日本のお土産ならどれも喜ばれるでしょう。
強いて言うなら、漫画などキャラクターグッズのお土産には注意が必要です。アニメに全く興味がない人もいるためです。
小学生くらいの子供なら大人が喜びそうなおちょこなどよりも、日本のお菓子や文房具が良いでしょう。
ニュージーランドの学校によっては折り紙を体験することもあり、日本らしさを感じる和柄の折り紙も喜ばれます。
ポケモンやキティちゃんなどのキャラクターはニュージーランドでも有名で、日本らしいデザインに喜ばれるでしょう。
もちろん、見た目も味も良い日本のお菓子も喜ぶお土産です。
ホストファミリーが老夫婦の家庭
ホストファミリーが老夫婦ならアニメグッズは控えて、美しい和柄の小物や絵葉書などが良いでしょう。
ニュージーランドの人はチョコレートやクッキーなどのお菓子が大好きですから、日本の人気があるお菓子も喜ばれるでしょう。
お菓子選びの注意点は、硬すぎるお煎餅やあんこが使用されている和菓子です。
日本人はあんこを食べ慣れていますが、食べ慣れていない人にとっては色や食感に抵抗を感じます。
喜ばれるお土産を選ぶポイントは、ニュージーランドでも人気のチョコレートやクッキーが無難でしょう。
過去に日本人留学生を受け入れている家庭
もしホストファミリーが日本人留学生を受け入れた経験があるならば、上記お土産はすでに受け取っている可能性が高いです。
ニュージーランドでは留学生の受け入れをしていたり、したことのある家庭は意外にも多いです。
「日本人留学生は真面目で礼儀正しいから、何度も受け入れたことがある」という家庭もあります。
その場合はお菓子やTシャツなどの消耗品を渡す方が、ホストファミリーの負担が少ないかもしれません。
日本を発つ前に留学エージェントなどを通して、ホストファミリーの家族構成を確認しておくと良いでしょう。
また、ホストファミリーが過去に日本人留学生を受け入れたことがあるかなどもチェックしておくと良いでしょう。
高価なお土産を渡す必要はない
ホームステイの費用を支払って滞在させて頂くのですから、ホストファミリーへのお土産は必須ではありません。お土産はあくまでも本人の気持ちです。
まずはしっかりと言葉で感謝の気持ちを相手に表すことが大切です。
ただ、日本のお土産によってコミュニケーションが生まれることはあるでしょう。ホストファミリーとの関係が良くなるかもしれません。
お土産選びの注意点として、受け取る人があまり負担にならない物にしましょう。100円ショップでもハイクオリティで日本らしいお土産が見つかります。
高価なお土産は、逆にホストファミリーにとって負担を感じさせてしまうかもしれません。
ニュージーランドに持ち込み禁止!注意事項
ホストファミリーに喜んでもらえそうな日本のお土産を選んだのに、ニュージーランドの入国審査で没収されてしまったらショックですよね。
国によって持ち込み禁止物が異なります。
ニュージーランドへの持ち込みが禁止されているものを把握しておく必要があります。
基本的には食べ物1つを持ち込みするにも申告が必要です。申告漏れが見つかった場合は、なんとその場でNZD$400の罰金が科されます。厳しいルールがあるため注意が必要です。
持ち込みが禁止・制限されている物
ニュージーランドへ持ち込みが禁止されている食品
- 生肉
- 生魚
- 生野菜
- 生の果物
- はちみつ
などです。基本的には加工されていない食品は持ち込み禁止です。
申告すればニュージーランドへの持ち込みが可能な食品
- 未開封の食品
- 常温で保存できる食品
- パッケージに原材料名が記載されている食品
常温保存可能でパッケージに原材料名が記載されている缶詰などは未開封なら持ち込み可能です。
開封されているお菓子や生の食品は持ち込み不可です。
自分で作っていない手作りのお菓子や食品は、使用されている全ての材料がわかりませんよね。
原材料名の表記がなく何が入っているのか確認ができない食品は、持ち込み不可です。
入国審査の際に税関で申告すれば持ち込み可能な食品もあることがわかりましたね。
「厳しい」と驚くかもしれませんが、ニュージーランドの農畜産業を海外の病害虫などから守るためのルールです。
持ち込みできる食品なのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
食品は必ず申告しよう
生の食品を持ち込みした場合は税関で没収されます。きちんと申告さえすれば持ち込み可能な食品もありますから、忘れずに申告しましょう。
申告方法は機内で渡される入国審査カードの「食品持ち込み」の箇所に「Yes」とチェックをして職員に見せるだけです。
その際には、自分が持っている全ての食品を見せるようにしましょう。
まとめ
ニュージーランドにホームステイする際に持っていく、おすすめの日本のお土産を紹介しました。海外では、日本の文化や色合いを感じられるお土産が喜ばれます。
日本にはハイクオリティで人気のお菓子や伝統の物など、世界に誇れる美しいものがたくさんあります。ぜひ、ホストファミリーに渡すお土産選びの参考にしてみてください。
日本のお土産はホストファミリーとの会話作りのきっかけにもなり、留学中の素敵な思い出が増えることでしょう。